TKHOME FACTORY

2019/05/12 10:20


先日たった一発のくしゃみによって人生初のでギックリ腰を発症し、布団に寝たままの生活を余儀なくされましたが、ようやく歩けるようになり日常の動作もとれるようになってきました。

寝たままの生活は本当に退屈でしたが、その時間を利用してとても面白い映画を見ました。


※一部内容のネタバレになってしまうかもしれませんのでこれから見る、内容を知りたくないという方はここで読むのを辞めていただいて映画を見た後、再度読んでいただければ幸いです。


「サバイバルファミリー」



この映画はある日突然電気、電化製品全て使えなくなってしまうというお話なのですが、今の自分たちにとって当たり前の生活がいかに電気を必要としているか、依存しきっているかということを考えさせらる内容でした。(実際はそんな重苦しい雰囲気の映画ではありません)


電気が無くなると何が困るか。

まず第一に夜明かりがない。
水が出ない(水を飲むにもポンプを動かす電気が必要)
冷蔵庫が動かないので食材の長期保管もできない。
水や食料、必要物資を求めてスーパーに人が殺到する。(奪い合いの発生?!)
お金をおろしたくてもにもATMは稼働していない。(もはや通貨システムが機能しない?!) 
情報を得たいにしてもテレビやスマホも使えないので情報源がない。(実際は乾電池などでラジオ当使えば得られると思いますが映画の中では電池や電化製品全般も利用できなくなっていました。自分は電磁パルス攻撃が脳裏をよぎってしましました。興味があれば調べてみてください)


など、簡単に例をあげるだけですごく不便ですし、一時ならまだしもこれが先2、3年、それ以降もずっと続くとなると現代に生きる人は生き残れるのか?と思ってしまいます。いや、絶対生き残れないでしょう。


なぜなら水は蛇口をひねれば出てきて当たり前、食べ物はスーパーやコンビニに売っているもの、スイッチを押せば明かりがついて知りたいことがあれば手元のスマホで検索。これは果たして自力で生きていると言えるのでしょうか?


その全ての便利を失った時、僕らに出来るのはただただ混乱し、何をどうしていいかもわからずに惨めに戸惑うことだけでしょう。


実際に震災の時には都市機能が麻痺した東京の人々がパニックに陥り、物資がなくなるという不確定な情報を得た人たちがスーパーに殺到し、買占めるなど見事に混乱しいていました。(実際今の自分も同じ行動をしてしまうかもしれません)


そうならない為にも、私たちは先人たちの生きる知恵を学ぶべきかもしれません。


ポツンと一軒家という番組が好きでよく見ているのですが、山間などにポツンと一軒家で住んでいる方は水は山の湧き水を水道に引き、食材は近くに生えてる山菜。畑で自分が食べる分の野菜を育て田んぼで米を作り自給自足。冬は暖をとる為に蒔ストーブや囲炉裏で暖まりそこでそのまま調理もする。食材を長期保存するための術も知っていて近所の人と分け合い、助け合いながらの生活を当たり前のように過ごしている方が多いです。

この番組で紹介されるこういった生活をされている方は年配の方が多いです。そのほとんどの方が未だに元気に動き、なんでも自分でつくる自給自足の生活をしています。この方々が今の自分くらいの年齢で体力もあったとしたらもっともっとすごいことでしょう。

これだけ聞いて、その暮らしの情景はイメージが湧くかもしれませんが、実際にどういう工程があってどうすればそれが出来るのかは知らない方がほとんどではないでしょうか。野菜の育て方も知らない、飲める水ダメな水の区別もつかない、どれが山菜でどれが雑草なのかも分からない、獣や魚を捕らえたとしてもさばき方を知らない、、、

映画のような有事が起こったにしても、元々そういった自力で生活する術を知っている人たちはそのままの生活をすることで生き延びていけると思います。しかし小さいころから当たり前のように便利な環境があり、誰かがどうにかしてくれると思っている我々世代はどんどん自滅の方向へむかっていくのではないでしょうか。

これらのことを踏まえると、


不便=不幸では絶対にありません。


当たり前の環境は当たり前に続いていくとも限りません。

そして、何かが起きてからでは遅い。



「昔はこうだった~」

と年配の方が話し始めると 「また始まったよ」みたいな感じで興味ない、むしろ疎ましく思っている人は少なくないと思います。

私自身も中高生の頃は祖父の話は興味ありませんでした。泊まりに行くと必ず行われる般若心経もまったく覚える気がなかった。
けれども今になってもっと色々教えてほしいという気持ちが強くなっています。


そういった不便だけと不幸ではない、自助自立の時代を生き抜いてきた方々が身近にいるのであれば、是非とも自分から話を聞いてみてはいかがでしょうか。


温故知新

古きを知り新しきを知る


近年続いている異常気象、自然災害、南海トラフ地震の可能性、近隣国からの脅威、ポールシフト、NASAが発表している近いうちに起こるといわれている氷河期の到来。なにが起こってもおかしくないこの先の未来を生き抜いていくには今こそ温故知新の精神が必要になってくるのかもしれません。

今回私は「サバイバルファミリー」という映画からそういったメッセージを受け取りました。



すごく長く、しかもまとまりきらない文章になってしまいましたが、自分の頭の中を整理する為にもブログにかいてみました。

読んでいただきありがとうございました。



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