2021/10/08 15:51
突然ですが、こちらの図を見たことがありますか?

これは、「フトマニ図」と言って、この記号のようなものは、
漢字の伝来以前に使われていたとされており、縄文時代に使われていた日本独自の文字ではないかと言われています。
文字の名前は「ヲシテ文字」
世界最古の文字である神代文字とされ、「ホツマツタエ」という古事記や日本書紀よりも以前とされる、日本最古の文献に記されていました。
そしてこの「フトマニ図」は縄文人の宇宙観を示していると言われています。
縄文時代に宇宙?
と疑問に思う人が殆どだと思います。
縄文時代といえば、縦穴式住居に住み、狩りをして暮らしている原始的で、今に比べると不便とされる時代。
しかし、これは我々があくまで学校で教えてもらった教育による認識であり、
遺跡や出土品を参考に現代人が予想した暮らしであるに過ぎず、実際はどうだったか分かる人なんていません。
もしかすると、縄文時代は宇宙と当たり前に繋がっている時代だった、ということも考えられます。
その証拠に、縄文土器を見てみてください。

これは教科書などで誰もが見たことのあるであろう縄文土器、「土偶」です。
これは人ですか?

これは?
人以外の生命体と言われた方がしっくりくるような容姿をしていませんか?
今みたいにSF映画などがない時代に、このような形状のものを想像だけでつくれるでしょうか?
もしかすると、この時代には当たり前に存在していた生命体なのかもしれません。
そして、これら縄文土器に刻まれている文様、記号のようなものが「ヲシテ文字」なのではないかと言われているのです。
そして「フトマニ図」中央に書かれている文字。これは「アウワ 」と読みます。

「ア」は左回転の渦巻きで「天」
「ワ」は右回転の渦巻きで「地」
そして中央の「ウ」は「合」であり、「創造されるもの」
これは、日本神話におけるイザナギとイザナミの国生みの話とも通じています。
イザナギ、イザナミの国生みとはなにか簡単に説明すると、
イザナギ、イザナミは高天原の神々からアメノヌボコという矛を授かり、世界をつくるよう命じられます。
そして2人は、地上と高天原の架け橋である天の浮き橋に立ち、大海原にアメノヌボコを突き立てます。
そしてそれを引き上げた際に矛から滴り落ちた霞が最初につくられた島となり、この島にアメノミハシラという柱を立てると、
その周りをイザナギは左回りに。イザナミは右回りにまわり、国や神を生んだと言い伝えられています。
この、イザナギの左回りが左回転の渦巻き「ア」であり、「天」
イザナミの右回りが右回転の渦巻き「ワ」であり「地」
そして真ん中の「ウ」は「合」であり、創造されるもの。
宇宙とは、目に見えないもの(天)と目に見えるもの(地)2つが合わさること(合)によって成り立っている。
即ち「アウワ」=「天地創造」
見える世界と見えない世界の結合
ということになります。
なんだかとても難しく文面だけでは説明しきれず、スピリチュアルな内容にはなるのですが、
今回、デザインとしてなぜ人の手のひらに「アウワ」を配置したか。
それは、人の生命、存在こそ最大の神秘。
目に見えないものと見えるものの結合が宇宙であるとするならば、
目に見えない生命の意識(天)と、目に見える身体(地)の結合(合)、
つまり「アウワ」
この世に存在する人ひとりひとりが宇宙そのものであるという表れをそのままカタチにしました。
ちなみに「ホツマツタエ」には「あわのうた」というものが存在します。
48音からなるこの歌は、イザナギ、イザナミが国民の言葉の乱れ、心の乱れを正すためにうたわれた歌であり、
イザナギが「あ」から始まる23音を。イザナミが「わ」から始まる23音を歌い、言葉と統一していったと言われています。
※「ん」は交差する場所である為、お互い「ん」を合わせると48音となる
そして更に驚きなのは、先ほど話したアマノミハシラの「ん」の場所に向かってそれぞれ左回り、右回りに交差するように
うたった様子を図にすると

もうピンとくる人は分かりますよね。
これは、人間の染色体の数と同数であり、DNAの二重螺旋構造そのものなのです。
これは単なる偶然なのでしょうか。
「あわのうた」は48の音全てに力が宿り、唱えるだけで細胞が浄化され、病が治ったと言われています。
言霊という言葉があるように、音は力であり、 その音によって発せられる言葉は生きる力です。
信じるか信じないかではなく、信じざるを得ない事象、現象がこの日本という国にはあるのかもしれないですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
